それは、いきなりでした。
いきなり、朝、頭に浮かんだのです。
私、定期預金通帳を持っていた気がする。
と。
思い浮かんだら、記憶を手繰りました。
確かに記憶にあったのです。毎月幾ばくかのお金を預金に窓口に立っている私。
月に毎回窓口に行くといつの日にか受付嬢から「ATMでも出来ますから」と言われた記憶。(単に窓口仕事を減らしたかったと思われる。)
粗品を貰った記憶(毎月窓口で貰っていたから受付嬢から言われたんだろうな(笑))
その次からは毎月ATMに行っていた記憶。
いつから、行かなくなった?
いつ、払うのをやめた?
通帳はあるんじゃないのか?
何故、それを忘れていたのか?
今、思い出したのか?
私は飛び起きると、通帳を探した、
が。一瞬で見つかった、引き出しから(笑)
いつから、預金を止めたか?
七年すこし前。
なぜ、止めたのか?
仕事が前より軽いパートに変えたから。
(年数逆算すれば、パートに就職した時期と重なる)
では、
何故忘れていたのか?
七年前は、節目だった。
私が、自殺をした年だった。
死ぬ前迄の私が、将来の孤独な自分に向けて貯めようとした物だった。
たった二年ほどの定期預金。
しかし、金額は二十万に近かった。
どうして、忘れていたのか。
それは、
私が孤独ではなくなっていたから。(私が死んだのを助けたのはパートナーです。)
そして、私は一度死んだのです。
その時に忘れてしまったのかもしれません。
今の今まですっかりと、忘れていたのです。そして金額、月日などを確認した私は、暗証番号を忘れているのに気づきました。
しかし、それはマイナンバーや印鑑や自分の普通預金通帳さえあれば、作り直しも出来ます。
預金の定期期限は十年。
最後の預金は平成30年なら、
令和と足しても7年あまりでしょう。
まだ満期ではありませんが、今から手続きし、
新たに定期を更新し暗証番号は変えられます。
そして、私は実は
今月から別預金を開始する予定だったのです。
なぜか?
私が嫁ぐ日のためにです。
引っ越しに莫大な費用がかかるのを私は親友Sの引っ越し話を聞いて知っているからです。
私の家は戸建てですから、費用は三倍から四倍、
下手をすれば五倍は費用が掛かるのです。
前にも記しましたが、私のどんぶり勘定は小さくありません。
でっかいんです。
それを想定して貯めます。
母に理由も告げます。話します。
ばあちゃんが、私に教えたのです。
通帳を思い出させたのはばあちゃんです。
何故なら、糞親父のクレクレの夢の後は、
必ずばあちゃんが夢に出てくるんですよ私の。(笑)
お金の必要性を頭に抱えた私が無意識に通帳を思い出させたのは正直あり得ると思いますが、
固執があるなら七年前には忘れてないはずです。
今から必要があると知っている、これから始めようとした、
しかし、引き継ぎが出来るお金が、
まだ間に合うお金が、
私にはあったことを、
私が私で気づきたいなら、もっとバカみたいに頭を抱えてますよ。(笑)
お金に意地汚いオヤジが、それに執着して夢枕に立ち、
ばあちゃんが、上書きして私に知らせた。
作り話に聞こえたとしても、私はそれが良い。
私は一度死んでしまい、記憶からこのお金が吹っ飛ぶほどは、
その時期は辛かったはずでした(件の次男と悶着があった年です)
誰かが教えてくれなければ、私しか知らなかったものです。(母に話してなかった、誰にも。
なら、ばあちゃんしか居ないじゃないか)
だって、私は自力で思い至った気がしてないんです。
今も、そうです。
信じられないし、
驚きしかない。
明日からまた、預金にゆこうと誓います。
ここに、記します。
もう、忘れないように(勿論パートナーにも話します(笑))
恩師にその旨を話したら「でっかいボーナスだね?!」とは言われましたが(笑)
私には見つけたその瞬間から
「これは引っ越しに遣うためのもの」と決まってます(笑)
まあ、すこしは年末年始のために遣うかもしれません。
母とのために。
でも、
これは死ぬ前の私が、未来の私に遺したもの。
ポジティブに薬浸けになりながらも、私は自分の将来の孤独を、何とかしようとはしていたのでしょう。(私は預金を始める数年前から心療内科に既に係っていた)
あの時はまだ、パートナーと結ばれる話をまだしていなかった筈でした。
その数年後に旅先で、その話をした記憶があります。
私は一人ではないのだと思えた日でした。
誰かと一緒になる、死ぬまで。
それは、私の未来にはない選択しようもない事実でした。
幸せだったから忘れていたのかも知れませんがどちらにせよ
過去の自分が、間違いなく悩んで決めていたことや、その為の貯蓄をしていたことを、
私は今日ようやく思いだし、受けとりました。
間違いなく、無駄にせず、将来と未来の私に受け継ぐよ。
明日、新たな通帳を手に出来ますように。
蛇足?
恩師と話していて、近い未来に恩師はこちらに数週内滞在し、それから都内の娘さんに引き取られるようです。
私は
「こちらに滞在するならその時は私に少ないけど費用を出させて欲しい」と、願いました。
(沢山で良いのよ~(笑)と笑う恩師(笑))
「わたしは、ずっと何年も貴女にどれだけ良くして貰ったか」と
続けると、恩師は
「あんたは分かってないだろうが、
私がここに来て、
あんたと手紙をやりとりして、電話するようになり、
カードや荷物が届く度にどれだけ癒されたと思う?
何度も何度も懐かしくて帰りたいと思ったか」と、
話してきて
そんなことの何が...!!と言いかけましたが、
もう私は知ってる。
お金じゃない。
存在が、言葉が、信頼が、絆が。
どれ程、人が人を支えられるのかを。
分かってるから「そんなものが何の役に立つのよ」とは、もう言えない。
そんなもので良いなら、これまでと変わらずカードを送り、電話もする。季節には荷物も送る。
私はまだ、貴女から頂いた気持ちの半分すらも恩返しが出来て居ないのだから。
何年もかかる。貴女と言う憧れた人間性は、
今やいろんな人が混じり理想の自分の形は分からないけれど、
きっと誰かを支えて笑わせる人間になるからさあ。
ずっと側に居てくださいよ。とか
もう言えなくなってしまう年齢になってしまうじゃないか。
私は、一度私を殺して
薬を極めて少量にし、健康になる、今の私ではもう無くなる、自信も、消える。
そう、決めて
今の私になった。
傷つきやすく、自信を持てず、絶えず考え悩み、人との関係に不器用に生きる
しかし、
パートナーも親友も恩師も手に入れるように、足掻いて、小さな努力と、傷つく故に忘れない気遣いを
たゆませる事をしなかった自分が手にしたものだ。
それだけは、失いようも確信が出来る
昔の私と言う過去から生まれた
今の私の真実だ。
恩師もばあちゃんも母も、いつかは私の中から先に旅立つだろう。(私が大病したり事故死しなきゃ)
でも、一緒に生きよう。
何かを忘れたら必ず皆が思い出させてくれる。
私ももう実は約束してるのよ(笑)
「私が先に死んだら必ず夢に会いに行くから、
貴女たちが先に居なくなったら必ず私に会いに来て、
私が夢に出てきた貴女と一緒に生きてくから(度々更新したいから、若い姿のままで現れてよね)」と。
勿論、パートナーと親友にね(笑)
パートナーと言い
私と言い
夢は不思議だけど、良い話なら良いんだよ。
また、今朝も泣き出してしまった。
お恥ずかしい限りです。