昨夜多忙仕事の折りに一人のご婦人お客様から言われたのが
「サパッとした性格って言われない？」でした。
ちなみに、
このご婦人に対して私がやったことは
「お茶のお代わりをお持ちしましょうか？」と言う
やりとりと、
伊勢海老刺身の皿が空いていたから下げたくらいですね。それ以外はなにもせず料理をお持ちした時に突然言われて、
私は大層悩みました。
サパッとした、
とは具体的に、どういうモノかと。
答えられる方はいらっしゃいますか？(笑)
私は少し考え
「サパッと、と言われるのは始めてですねえ。
強いて言うなら私はもだもだしていますよ、
どちらかと言えば(笑)」と
返すと
「あら、そうかしら？」と、不思議がられてましたが(笑)
むしろ、
ぐだぐだとか、
うじうじとか、
じめじめとか、
イジイジとかなら大層当てはまりますが。(笑)
だからこそ、
真逆にも聞こえる、
サッパリ
ハッキリ
スッパリしたのを足し合わせたような、そのワードには驚かされると同時に、
そうなれたならどれ程楽か、
と思うとは
また別に
内面はともかく、外見や所作からはサパッとした印象を与えてしまうのか。
とりあえず余り理想的ではないかなあ。
と、少々傷ついて帰宅した。
と言う落ちです。
ディスったり揶揄された印象は、ありません。
やはりそのままに
パリッと動いてサッパリスッパリしているのは、スマートな誉め言葉だと思います。
けど、プライベートとはかけ離れている外見の印象とは、
まさに、迷いもなく「嫌なものは切り捨てられる強さ」でもあると思います。
大切な要素ですが、
私はそんなに頑丈でもないんだけどなと、失笑してしまいました。
余りに弱々しく見られても隙を作るだけだから、他者とは余り視線を交わさず真っ直ぐ前だけを見てきましたが、
昔、そんな調子で自転車漕いでた私を、昔の同僚が見掛けたらしく
「脇見もせず一生懸命走っていたみたいだったけど、急いでたの？」と、
言ってきたことがあります。
一生懸命ではないけど、ただ、よそ見をしたくなかったし、
ただ、誰とも目を合わせずに真っ直ぐ見ていた結果です。
これは蛇足ですが、
土曜日出勤時刻に男子学生が徒党で通りすぎる際に
いきなり背後から
「可愛いね！」と、言われて
ぎょっとしましたが、
学生特有のからかいなんですよね。
一人じゃ言えないくせに。
集団なら何でも言うんだから困ったものです。
(私は帽子とカーディガンお嬢様コーデでマスクをしていたから、
せいぜい前みたいに三十代お姉さんに見られたかと。)
冬までに気品を磨こうと思った出来事でした。
(気品の中にも、スパッと撥ね付ける強さは必要だとは思いますけどね。)
女性は沢山たしなみを身に付けられるけど順応はなかなか難しいものです。
