39~68~46kg その間に

欝までの、欝からの「自分を愛せ」るか。

甘い甘い昔の夢。

先日母の日に入らしたお客様は、妊婦さんでした。

そのお腹の膨らみと言うか張りがひどく神秘的に見えて、

お帰りの前の会計の際に、

「あの、失礼ですが、お腹を触らせて頂けませんか?!」と尋ね、(本当に失礼だな (;´Д⊂))

快諾を頂き触らせて頂いたのですが、

ただもう、

凄い凄い凄ーい!の言葉に尽きました。

何と言うか、このお腹に赤ちゃん!とか、

こんなに膨らむのか!とか、

張ったお腹の強さや皮膚の質感が、弾力(無いくらいパンパンなの!)

とにかく、

「赤ちゃんが中に居て、お母さんはそれをずっと抱えている。

お母さんは、凄いをんだなあ!」 

そう思うと、涙ものでした。

「申し訳ありません、

妊娠経験が無いもので、

あまりに形が綺麗で見とれてしまいまして....」

と、会話しましたが、

女性が「そうなんですか?」と、

少し意外そうに仰いまして。

あ、そうだよね、

こんなおばさんに、妊娠や出産経験が無いとか聞いたら、

確かに驚くか。

と、思いました。

まあ、ここからは「甘い夢見てた」私の話です。

 

昔の話ですが

 

少なくとも小学生低学年までは、

「大人になれば誰かと結婚する、

赤ちゃん生んで、家族になる」とは、

普通に(普通でも、当然でも無いんだよね(笑)

今思えば、固定観念て話だけで。)

思ってました(笑)

 

しかし、

小学六年で、

同級生同じクラスの男児

頭をランドセルで殴られてからは

「男は(小さな男児でも)女子を顔で差別する」と言うことを、

極端な形でも、認識してしまいました。

(彼は私のとなりに居るクラスで二番目の女子には一切手を出しませんでしたし、

腹が立つ相手(その日、目を付けたのが私だった)には否応なしに暴力で手を出すのだと知りました)

それからは、「男子と付き合うのは無理だ」と言う気持ちが強くなったし、

中1で、痴漢に遭ってから(貧相な胸を触られたのだが、何よりも腹が立ったのはそれで男は勃起していたことですね。)は

ますます男全般を嫌悪しはじめました。

初恋は中三でしたが、その男子は誰にでも女性に別け隔てないのと、賢さがあるのに苛められていないしっかりした性格でした。

思えば、

もうその時から、好きな碑殿性質や性格は決まっていたのではないかと思いますが、

それでも、結婚し、出産すると言う希望は諦めてきていたと思います。

 

何故なら、とうに、心底では男性を生理的に無理になっているのに、 

男性を好きになり、

お付き合いして、

結婚して、

妊娠する過程を考えるだけで、

幾つもの苦痛、

幾つもの障害があり、

自分がひたすら「耐えて行く」イメージしか湧かなかったからです。

「我慢」する。

と言うのを自覚している段階で、

私には無理だったのですよ。

 

男性に「好かれるために我慢したり、オシャレに努力する」

お付き合いのデートの度に「憂鬱を我慢する」「面倒臭いのを我慢する」

結婚するために「財産貯蓄など蓄え、

相手の理想に叶う女性になる、

相手の家族と仲良くなる努力を自らする。

家事の慣れや私生活を頑張る」

そして、

出産するために「決して好きではないセックスをする」

夢のための努力に一見見えるのです。そして、間違いではありません。

世の中の女性にはただ、その過程には「我慢」は無いのです。

これは多分普通の事だし、夢を切り開く為の努力と言うなら、

こなし甲斐があると言う物だと思います。しかし、

それは、「まず好きな人」が出来て、

そこから「ようし、頑張るぞ」と思えたならばの話です。

私には思えませんでした。

欠片も、「幸せになる」と言う理想が見えませんでした。ただ「我慢しながら自分を苦しめる行程」にしか思えてない段階で、さっさと気付けば良かったんですよ。

 

「自分は異性とは相容れない」と、言うことをを。

今思えば、散々年々あったから、数年もあれば

男に希望を持つのが嫌でたまらなくなっていたのだとは思います。

 

父親も男としてのイメージは最悪でしたし。(腹ボゴの、パンいち晩酌の自営俺様。

ベビースモーカーの焼酎飲みの、無駄飯食らいの、子供嫌い。

生活費をまともに入れない、見栄っ張りの、糖尿男。

糖尿になり足腰も立たなくなり二年入院した末に、

家族に看取られる前に、誤嚥でさっさたと先に死にましたが。)

 

男子と言う者に対して、

小さいときからのトラウマは根強かったし、毎日「男子の嫌なところ」を見てきたから、

それもあり、諦めも早かったんですよね。

交際、結婚、出産、子育て。

どれも成長するに連れて切り捨てましたし

 

夢を見ても、信じても、(努力し続けなければ)裏切られるなら、(特に外見)

大人になるまで夢は見ない気持ちになっていたとは思います。

 

大人になれば、どうとでもなるだろう。位に、置き去りにした形です。

勿論、置いていってしまった以上、

そこから精神的に、恋愛や女としての成長が止まってしまったので、

取り戻したのは更に10年は必要になりましたけどね(笑)

本当に何でも人の三倍時間が掛かるんですよ(笑)

それはきっかけがあった。

と言う程度の話なんですが。

何にせよ、男子が少ない女子高に進学した筈なのに、結局同性も心理的に殴ってくるのだと分かったら、

いよいよ、一人で生きる道を模索するものでしょう。

とは言え、どんな面倒で苦痛を味わっていようが、多分人には一時なりの「楽しい」時が訪れるものだと思います。

前の記事に書きましたが、私の青春は大体二十歳を過ぎて、二十二歳あたりからですね。

絵を描いたり、同人誌作って売ったり、イベント行ったりしてたから、

その時の友達と30過ぎるまではオタク三昧で、実に趣味に情熱的に過ごせたと思います。(´▽`)

 

その時の友達は、結婚していたし、子供も居たから、たまに縁談持ってきましたが、

ここまで来ると、私もちょっとやそっとの異性には靡かなかった(笑)

秤に掛けてやるよ(笑)くらいに開き直ってました。

過去の男児が、顔で女の子を贔屓したのと変わらないように。

若かったし当時は病人では無かったから、痩せていて、二十歳過ぎくらいと言えば一番美しい頃(実際は30過ぎてからが一番美しかったと思う。)でしたから、見合いの話とかもあったんですが、

 

青春は一度きりなら、今結婚したいとは私は思わない。

と、割り切りましたし、そうしたら30代迎えてて

同人誌仲間は皆様県外に散っちゃって

 

そうした頃に、精神を病んでしまい。

いよいよ、もう異性も結婚も出産も家庭も諦めが付いたのです。

心療内科の薬を飲み続け毎月通院して、働いて、一掴みの財産あるにしても、

年齢、身体、心、どれも取っても

楽観しながら「結婚出来るし子供生めるし子育て出来るし」なんて自信には

一つも直結出来なかった。

 

 

もともと、もう異性も信じられないと切り離していた私は

でも同性の友達を作るのも億劫だったから、

 

趣味と仕事だけを信じるようにしたんですよね。

自分の漫画を好きと言ってくれる人は、少なくとも悪意がなかったし

仕事はそつなく確りやり通せば、社会に対して自信が生まれた。

 

昔はね、異性に守られて家庭を築くのが夢だったんですよ。

親父が子供も母親も守らなかったから。

 

でも、そんな都合の良い素敵な男性なんて、とうに売れちゃうし、私では出会えなかったんだなと思います。

私の、異性への重い過度な依存心なんて見抜かれやすいモノでは無かったかなと。(笑)

 

言うほど男性とはお付き合いしてませんけどね。

男性を異性として見るなら壁を隔てたように「他人」と言う強いフィルターがあったから、

そう親身でも無かったのに、モテたりして。

でも、男性にも女性にもモテ期があり、

若干揺らめいても、それでもやはり「無理なものは無理」でした。

 

 

お母さんと言う、偉大な存在。

母親と言う長い偉業。

昔は憧れ、

今もまだ、なり得なかった自分を少し寂しいと思います。

こんな美しい存在は無いと思う。

でも、

私はパートナーと一生を生きて

死ぬまでをお互い幸せで居るように支え合いながら、

1日1日を大切にしようと言う道を選びました。

同性に救われ、互いに愛して一生家族になる方を選んだのです。

 

でも、これは

私からすれば

 

とうに失っていた夢を八割は叶えてしまうと言う、突然

バケツを引っくり返したような、

幸福が突然姿を現して(パートナーが私を)包み込んだような錯覚すら覚えましたが、

夢ではなく、現実でした(笑)

一人ではない、これからは一生一緒だと言われた時から

あらゆる夢はパートナーとあります。

 

赤ちゃんは残念ながら、この年齢では望めないし

パートナーと、一緒に暮らしていないので、養子とかの話も無しですね。

何よりもお互い、

 

お互いだけが必要なんです。

 

子供のことも、二人で話し合った末に決めたことです。

 

あの、美しい存在や姿、子育ての苦労、幸福、過程は分からないのはとても残念なのですが、

 

それも、とうに昔に諦めていたから、

 

今は、人様の子育てや妊婦さんの話や、お母さん達の話を聞いているだけで充分です。

 

たくさんの、お母さん、ママ、パパ、おじいちゃんおばちゃんのブログを読んでいます。

たくさん学びの場を頂き尊敬致しております。

 

 

願わくば、来世はパートナーとは異性になり子供を育てたいと願います。

 

そして

 

私はまだ、パートナーとの

甘い夢の過程に居るのです。

 

これだけは、過去の幸福を探したのではなく

 

私の手で、手繰り寄せた

 

本当の「実現させる為の」夢なのです。