休日返上だろうが、仕事場に着けば、仕事モードに切り替わります。
(まあ、前記事を読んで頂いたら解りますが気分は最低だったので、リポビタンDで、ドーピングしましたが。
気休めだけど、悪くなかった。)何をしましょうか?次は何をしますか?と聞きながら、言われたことをやっていて、掃除を頼まれたから、事務所から掃除を始めてましたら、背中から不意に、
「ちゃーんちゃーかちゃーん♪」と、先輩Hさんの声が聞こえ、ファンファーレ?とか思って振り向くと、
「●●ちゃん、おめでとうございまーす!」と、渡された封筒。
これは。もしや給料明細!!?
その通り。
先輩H「初めてのお給料だね、金額ほまだ少ないだろうけど(笑)」
私「わー!明細だー!ちゃんとした明細だー!」
先輩H「明細だから、実際は振り込みだけどね(笑)」
いや、それは構わないけど、うわ、なんか感動だわ!(封筒がしっかりしてる!)
ちなみに、今までの明細とは(職場三つ)。
1:封筒のなかに現金と明細(当時はオーソドックス)
2:残業一切カットされ一切の手当てもない色気もない、剥き出しの明細(金額部分だけ折られホッチキスで留めてあるだけ、給料日に安物かごに従業員全員分のが纏めて入っていて、自分の明細は勝手に探せ、状態)
3:同じく薄い茶封筒に現金と明細(明細には基本給と働いた時間のみ明記されているが、残業、深夜手当てなどが全く記されていない)
自宅に持ち帰っても、しばらく封を切れないビビり(笑)
いや、仕事集中してたしね(笑)
実際、帰宅して運動とか、ルーティン終わりようやく封を切りましたが、
わー!深夜手当てと残業手当と基本給と、実時間労働分刻みと、
日数と〰️、凄〰️い!!
ちゃんとした会社の傘下の店って、こんなに細かいのか〰️!すごーい!と、
目をキラキラさせましたね。( ´∀`)
同時にやはり、自分のこれまで勤めていた場所や、雇用主や雇用環境がどれだけ劣悪だったかを知るわけです。取り分け20年勤めた店は、働いている人の意欲を悉く切り取る雇用主でした。
勤労者の「働かなければダメ」な状況につけこんで、「雇ってやっている」体が、とにかく嫌な男でした。
今はもう六十代半ば辺りか、愛人を店に囲ってましたね。愛人は図に乗るし。
(恩師と出会ったのもここだが、恩師は愛人に一切怯まない人で、愛人も一目置かざるを得ない相手でした。(笑)
恩師には毎回スカッとさせられ、だから周りに頼りにされてたし、だから皆愛人と店長が何だろうが興味もないし、給料最低だろうが耐えられたし、
店長と愛人以外は、状況知るもの同士で皆人間関係は最良だったから、誰も辞めなかったわけ(笑))
本当、人間関係は大事だよ。薄給は寂しいが、人間関係が良ければ仕事は続けられるんだよね。
恩師は職場環境を劇的に変えた人でした。
だから、愛人含め、皆が恩師を好きなんです。
それは店が閉店しても変わらない交流があるから分かりますよ(笑)
勿論、私も恩師がいなければ、いつか辞めていたかも。恩師がいた上に
私はまだ、二十代、三十代だったから、恩師に物凄く可愛がられ、庇護されたわけです。
不当な扱いを戒め、珈琲飲みに喫茶店連れていってくれたり、ご飯たべさせてくれたり、おやつをたくさんくれたり、誕生日にプレゼントくれたり。
勿論私も母も恩師が大好きでしたから、贈り物や頂き物お裾分けしたり、頼まれたら何でも応えたし、プレゼントもしあって、仕事では叱られもして、
でもどれ程月日が流れ、彼女が実家に帰られても(今は遠距離)変わらない交流が続いています。
大切な人ですよ。恩師は。今の仕事に就いたのも恩師が後押しをしてくれたからこそ。頭が一生上がらない。
脱線しましたが、
やはり、会社には様々な形態や雇用主がいて、それ次第で仕事する人間の環境もまた左右されるのだと、切実に思ったわけです。
実際、封筒を渡された(これがまた、名前の部分だけクリアフィルムになってる立派な封筒(泣))だけで、
とても感動して、別に現金手にした訳じゃない、下ろしにも行ってないのに、沸き上がる幸福感。
そうか、薬がなくても、脳内に出てくる幸せ物資とは、これなのか。
と、体ではっきり感じたわけです。
だから、頑張ったって訳じゃないけど(私は現金な性格ではないのよ)
たまたま、来ていたお客様が
所謂「俺はお客様様」。
で、
食べ物や部屋に煩い蘊蓄を聞いていたら、何処の都道府県民かすぐ分かりまして(ちなみに家族だが、威張ってるのは家長のみ、家族は確かに舌は肥えていたが礼儀はまだあった)、やたら都道府県を語るのですが、まあ、こちらに観光に?では、焼酎いかがと、先輩が綺麗に話を勧めてるのに、都道府県自慢で遮るうえに、先輩のことを笑った。
待てや、お前いま、先輩のこと田舎の仲居程度。みたいに
言ったな?笑ったな?!笑ったよな?!先輩苛めるな!
私は、誰かを数人で嗤う人は最悪最低だと思います。
団体客とかが、たまに従業員一人を取り上げて嗤うネタにしたり、されたこともあります。
人数多けりゃ、何を笑っても許されるとおもってますか。
貴方を!
黙らせます!
よくも、先輩を苛めたな??!(怒)
私「お客様、当店自慢板前が腕によりをかけたお品、温かい内にお召し上がりになられてください。
料理は鮮度と熱い内が何よりも美味しいものでございます。
どうぞ、出来立てをお楽しみください、
そして吟味されてください(とびきりニッコリ、器なども説明)」
(大丈夫ですよ〰️、私は怒り口調では一切なく、はっきりとした声でくっきりと笑いながら、さあどうぞ、と、お料理をお勧めしたのよ。)
お客様(妻や家族)「そうよねえ!頂きましょう( ´∀`)美味しそう!」
うん。和んでるし。美味しいものの前に敵なし!
お分かりいただけて幸いだわ。仲居を見に来た訳じゃ無いでしょ。料理を味わいなよ。文句なしだから。
裏に来たら、
先輩Hが「●●ちゃん、大丈夫?なにもされなかった?」
私「慣れてます。Hさんこそ、あんな言われ方、お客様でも色々居るけど、本当静かに楽しめないものかしら。」
板前K「どうしたの?苛められたの?」
私「私は苛められてない、Hさんがからかうような嫌がらせされてる」
んで、こういう家長はトイレも汚すんだよね。
自分の家のトイレ掃除したこと無いんだろうなあ。
しかし、家長以外は対応も悪くなくて、お見送りまでうまく行きましたし。
他の人が居てくれたからまだ被害は少ない方かと安堵。
ちなみに、料理はすごーい誉められましたよ!さすが板前Kさん!
後日、その話をパートナーにしたら、
パートナー「貴女は人のために強くなれるタイプですね、誰かが苛められたら怒りがわいて、しかし力は使わないで自分の身で庇う。
カッコいいなあ(笑)」
と、言われました(笑)
これからも、こんなお客様たくさん持て成しするなら、私も上手くあしらう、流す、そんな方法覚えなきゃなあ。
今回はたまたま上手くいっただけだからさ。次はそうは行かないことも必ずあるし。
先輩見習いながら、学ぼう。
お給料、いつ下ろしに行こうかな!