39~68~46kg その間に

欝までの、欝からの「自分を愛せ」るか。

祭りはじき閉幕だ。

いや、G7サミットとかではなく(笑)(大体もう閉幕した(笑))ええ、そうですよ、

私のブルース・ウィリス祭りですよ、DVD中の四本がブルース・ウィリスですよ(笑)

今回は、感想ネタバレありますから!注意の上で!(笑)

しかし、祭りが終わる前に、ブルース・ウィリス以外にもレンタルしていたのを忘れちゃいけない。

それは、ニコラス・ケイジの、

PIG/ピッグ である。

まず、ジャケットの見出しが

「俺のブタを返せ。」ですよ。

見るでしょうが(笑)こんなん(笑)

借りるしかない(笑)

しかし、そうなれば動物を愛するニコラス・ケイジが迫力のアクション&バトルで、痛快にブタを奪還!!

とは、なりません。(笑)そもそもブタは主役の飼うブタ

(トリュフ探しに使える訓練されたブタだが、

ニコ...主人公ことロビン.フェルドは家族同様に愛している。

大事にしている)

貴重なトリュフを採集するのを生業に

(仲介者がその貴重なトリュフを買いに来る、週1、稼ぎは生活費だが慎ましすぎるほどボロい小屋住み、しかし愛するブタと侵食を共にしている)、

奥さんが亡くなって以来ずっと山奥でブタと最低限隠遁生活をしている、世の中津波が来たら更地になり全て終わりと言う、既に死生感を持っている。(或いは妻がいた頃こそが幸せな時だった)

で、その仲介者が作中の相方アミール。

ひたすら巨万の富を築いた父親に認められたい願望が強いが認めて貰えていない、

同時に母親への愛情も強い。

彼が幼心に忘れられないのは、権力ばかりの父親と尽くすだけの優しい母親があるディナーに出掛けた夜の母親は珍しくとても上機嫌だったこと。

 

言ってしまいますが、結果的に、ブタは助かりません(泣)、

それどころか、ブタを運搬してくる筈だった業者(所詮雇われの荒くれ)が乱暴に扱った挙げ句、到着した時にはもう死んでしまっていました。(泣)(泣)(泣)(´;д;`)

そこに辿り着くまでの過程で、ロビンは特殊なドッグファイトで勝ったり(ブタを探すのに金がいる)、自分の顔を最大限に駆使します。

ロビンは、名の知れた一流のシェフでした(過去の話だが、未だに名や顔が知れている。)、そして、ブタはいなくてもロビンはそのシェフの鼻でトリュフを探せる人だった。(つまりブタにすがらなきゃいけない訳ではない)

ブタを必死に探すのはひとえに愛。

最終的にブタを盗むよう命令したのは、アミールの尊敬する権力者の父親であり、

父親はアミールの才能(トリュフ売買)を妬みブタを拐ったのでした。(つまりアミールはしっかり実力を持っていた。)

では、どう、その権力者の父親の口を開かせたか(もう、この段階でブタは死んでいるが、彼の口からは明かされてはいない。

ブタはまた買えば良いと凄い金額を払うとだけ言い、アミール、ロビンを追い払う)

 

しかし、何がなんでもブタを取り戻したいロビンが、

どうやってこの頑固親父の口を割らせたか?

勿論、一流シェフが何年も前に持て成し、とある夫婦に出した(奥さんがとても上機嫌になった)料理、ワイン、当時の記憶をアミールの頑固父親へディナーとし提供すること。(持て成す。)

※ちなみに頑固親父とアミールのお母さん(妻)ですが、チューブに生かされ意識はなく、病院でただ生きて寝てる状態

父親は、妻との当時を振り返り涙して、何故こんなことをするかロビンに尋ねますが、

作った全ての料理、持て成した客を全部覚えている。と、言います。

そうして、ブタの行方がようやく親父の口から告げられ、ロビンは涙して泣き崩れます(泣)

もう私も散々泣きました(泣)

作中の端々に、料理人やパン屋さんなどが出てきて(以前のロビンの店の下働きだったり、組んで店をしていた女性等)料理人の誇りや、やりたいことをやれるのは今だけだと諭したりします。本気になれ、と。

 

同時に作中で、ロビンは津波が来たら更地になり全て終わりと言いますが、アミールは、活火山に上っても生き延びると言います(笑)アミールは死生ではなく、前を向きたいタイプ(努力する)です。そんな彼の言葉が作中の過程で、ロビンに影響を与えています。

ブタは戻らず、最後にアミールとロビンは軽い食事をしますが、

ロビン「あのブタを探しにいかなければ、あの子は頭の中ではまだ生きていた」

アミール「でも、死んだ」

ロビン「ああ、もう生きてない」

みたいな、会話をします。

泣けます(泣)

しかし、最後に別れに

アミール「また来週(トリュフ買いに行くから)」と会話し、

ロビンは家にたどり着き、今まで聞きたくても聞けなかった、(妻の死を受け入れられかった)死んだ妻の肉声と歌の入ったテープをようやく再生します。

話はここで終わります。

死生感のみのロビンが、妻の死、ブタの死を受け入れた。

もう、生きてないことを受け入れて、妻の声のテープをようやく聴けた。

多分、物語は、彼の死生感を少しだけ動かした、(アミールとブタを探すなか、過去の見知った人たちとの再会で。)

ただ、妻の死から逃げシェフの仕事も捨てて隠遁していた彼とは、今は少しだけ違う。

過去を認め、受け入れて生きて行く。

多分彼の変化が最後に訪れた(そして過程があった)、そんな内容。

で、いいのかな?と思います。

ブタは、本当に生きてて欲しかった人は絶対沢山居ると思いますが!

私もです(泣)あんなに可愛いのに!(泣)

以前、友達だった先輩が、

紅の豚」は、豚が主人公だから観ない。

と言ったことがありましたが、作品観てから言えや(怒)でした。

豚に怨みあんの?食事では食べるのに?

つか、紅の豚は面白いから大ヒットしたんだよ。(笑)

このシルエットがまた、泣かせる↑(泣)

パートナーも、ブタは生きてて欲しかった(泣)と言う点は同じでしたね(笑)

しかし、物語の中心はブタでは無かった。

そう言うことでしょうね。

ブルース・ウィリスはどうした?!って?(笑)

はははは、そう焦りなさんな(笑)(杉元佐一風。金カム)

観ましたよ三本は(笑)まだ一本観てませんが(笑)こちらも次話せたら話します。

ところで母が最近穴埋めクイズ解くスピードが増したし、

正解率高いです(笑)これは、よい兆候だと思います!

毎日朝昼番クイズ更新されたら、メモって、正解は隠して、メモ帳を母のローテーブルに置いておきます(笑)

夜とか次の日に答えが書いてあります(笑)

当たってたり分からなかったり、

正解じゃないが充分当たりだったり(正解は一つじゃないからね。)

無駄じゃなかったなら、やった甲斐があります。これからも続けますが(笑)

 

DVD鑑賞の話だけになってしまい、ごめんなさいねえ。(泣)

だけど、共有してみたくて。

ニコラス・ケイジの演技もかなり良いです!結果的には必ず涙が出ます。

 

宜しければ観てみてね( ´∀`)

 

面白くなかったら薦めませんよ(笑)前回観たDVD祭りはお勧め出来ないのは幾らでもありましたが(笑)

 

人の気持ち、愛情、仕事に対する誇り、美しい過去、そしてこれからを考えさせられるよい作品です。

 

では、また!( ´∀`)